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なぜ50mmの単焦点レンズで練習しろと言われるのか

AF-S NIKKOR 35mm 1.8Gの画像 写真

初心者は上級者から「50mmの単焦点レンズで、いろいろなものを撮る練習をするべき。」とよく言われると思うんだけど、なんでだろう?
「50mmは普通の人の視野に近いから」という説を一番よく聞くのだけど、私は写真は場面を切り取るものという意識をつけさすのと、よりよく切り取る練習をするためだと思う。

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50mmという画角

「50mm (APS-Cなら35mm)は普通の人の視野に近い」ということがよく言われるけど、実際、撮った写真やファインダーを覗くと、普通の人の視野より若干狭いはず。
「注視したときの画角」という人もいるけど。
ようは、50mmだと目で見たそのままは絶対に撮れない

初心者は全景を入れたがるけど50mmじゃ入らない

ある場面で、「あ、いいな!」と肉眼で見た情景を50mmで撮ろうとすると、大抵の場合は全景が入らないんだよね。
普通の人の視野より若干狭いので。
すると、大抵の初心者はなんとかして全景を入れようとしちゃう。(私もそうだった)
ここでズームレンズだと広角側に動かして全部入れられてしまうので、なんの練習にもならなくなっちゃう。
単焦点だと自分が動くしかないので、色々工夫をする考えが出て練習になる。
しかしこの二つはまだ、切り取るというより入れるという考え方になっているんだよね。

思い切って切り取るしかない

写真を撮っていると、自分の位置を変えたいのに変えられない、ということがままあるよね。
特に単焦点はズームできないので、これに陥りやすい。
すると全景は入れられない、ズームも出来ない、自分もあまり動けない、という状態になって、どうしても全体の一部を切り取らないといけなくなる
こんな状況に頻繁に遭遇させることによって、構図や光影の切り取り方の練習をさせる、というのが理由じゃないかと。

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